アザのレーザー治療には、専門的な知識と豊富な経験が必要です。
アザは大きく黒・茶・青・赤アザとその他に分けられます。多くは生まれついてのものですが、一部は成長してから現れるものもあります。アザは、特に顔にある場合にはコンプレックスの原因となり、対人関係に影響を及ぼす可能性もあります。従来の治療には切除縫合または植皮術等がありましたが、レーザーの出現によって飛躍的に治療が進歩しました。レーザー治療は約40年前からありますが、実際に安定した結果が得られるようになったのは最近15年くらいです。一般的なイメージとして、レーザー治療はただ光を当てるだけの単純な治療と思われがちですが、実際には外科手術と同じように専門知識と豊富な経験が必要です。ご両親と相談しながら、お子さんにも安全な治療が行えます。
赤アザ(血管腫:Hemangioma)について
赤アザは血管腫とも呼ばれますが、様々な形態・種類が含まれます。また赤アザの種類・発生部位によっては、皮膚以外の病変や合併症も考慮しなくてはなりません。ここでは、体表の治療対象になりうる血管腫を取り上げます。
単純性血管腫(hemangioma simplex)
最も多くみられる血管腫です。腫瘍ではありません。顔・首に多くみられますが、体表のどこにでも発生します。色も明るいピンクから暗紫色まで様々です。未治療であれば生涯を通してアザの範囲に変化はありませんが、加齢に伴い皮膚やアザの厚みが増したり、四肢の場合は骨や組織が肥大したりして、左右非対称になることもあります。
苺状血管腫(Strawberry mark)
出生直後から数週間以内に数ヵ月かけて急速に増大し、その後数年間かけて自然退縮します。原因は、未熟な毛細血管の増殖によるものとされています。自然退縮するので経過観察のみ(wait and see)でよいとされていますが、急速な膨張によって伸展された皮膚が、退縮後に伸びきった風船のゴムのような状態になることを考えると、早期のレーザー治療がよいでしょう。
治療の概要
| 治療回数 | 3回~ |
|---|---|
| 治療期間 | 6ヵ月~ |
| 治療間隔 | 1~3ヵ月毎 |
| 治療費 | 12,600円(税込)/1c㎡~ |
| 使用レーザー | 色素レーザー、Nd:ヤグレーザー ウルトラパルス炭酸ガスレーザー、その他 |
赤アザ治療の目的は、異常血管を壊し周囲の正常皮膚で治すようにすることです。治療に対する反応は様々で、それこそ、1回の治療で消失することもあれば、あらゆる治療に抵抗するものもあります。
ただ、最終的に完全に取り除くことができなくても範囲が小さくなる、色が薄くなり普通の化粧でもカバーできるなど効果を上げることはできます。効率よく血管を壊すためには複数のレーザーが必要となります。また効率よくレーザー光をアザの深部まで届かせる、またはレーザー光に対する反応を上げるために種々の工夫が必要になります。
治療回数、治療期間は個々の赤アザによって異なるため、診察時に具体的な治療プランをご提案させていただきます。













