初診でアレルギー性鼻炎レーザー治療ご希望の方へ

現在、初診 のご予約が大変込み合っております。

 

そのため、初診でアレルギー性鼻炎レーザー治療ご希望の方へ

本日のキャンセル枠のご案内を開始いたしました。

 

 

 キャンセルが出た際に、当日分のみこちらに掲載させていただきます。

 

     3月8日(金) 12時30分 1枠  

 

 当日以外でキャンセルが出ている場合もございます。

 ご希望・お問い合わせの方はお電話にてご予約下さい。

 

      TEL 03-5255-5520

 

アレルギー性鼻炎(Allergic Rhinitis,Pollinosis)とは

 

アレルギー性鼻炎とはくしゃみ・鼻水・鼻づまりを症状とする、鼻内での抗原抗体反応に起因する鼻炎の総称です。 鼻粘膜にアレルギーの原因物質(抗原)が付着すると、体の免疫細胞がこれを排除すべく肥満細胞に働きかけ、ヒスタミンという物質を遊離します。このヒスタミンが鼻水・鼻づまりを引き起こすのです。

つまりアレルギー性鼻炎とは、体が勝手に鼻内の抗原を大量の鼻水で洗い流して排除し、鼻をつまらせることでさらなる抗原の吸入を防ごうとしている反応が過剰に、しかもさほど体に害のないものに対して行っている状態をいいます。アレルギー性鼻炎は、その原因物質が何であるかによって季節性、通年性の2つに分けられます。

季節性鼻炎(花粉症)
植物の花粉によって引き起こされる鼻炎で、どの植物の花粉に対してアレルギーがあるかによって発症する時期や期間が異なります。
最も知られており、患者数も多いのが2月半ばから4月までのスギ花粉症ですが、この他にヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど実に60種類近い植物の花粉が鼻炎を引き起こすといわれています。 花粉は冬のごく一時期を除いて、ほぼ1年中何かしら飛散しています。

季節性鼻炎では軽症であれば予防法の基本ともいえる抗原回避、つまりマスクをして、症状が重い時だけ薬に頼ることでしのげますが、重症であると薬も申し訳程度にしか効かず、日常生活にも大きな支障をきたしてしまいます。しかも長年患っていると、いつの間にか進行しているということがあります。

当初はスギ花粉のみに反応していたのが、気付いたらヒノキにも…はてさて秋のブタクサにも…という具合です。徐々に症状のある期間が長くなり、症状自体も重くなり、最終的には通年性の鼻炎になっていたなど、花粉症といえども侮ってはいけません。
通年性鼻炎
アレルギーを引き起こす原因物質(抗原)が、花粉以外の身の回りに常にあるもので発症します。 原因物質はハウスダスト、ダニが多いとされていますが、カビなどが原因となることもあります。通年性鼻炎の場合、抗原から完全に逃れることが不可能に近いため、若干の波はあるものの常に鼻症状に悩まされ集中力が減退するため、仕事や学業へはなはだしく悪影響を及ぼすこともあります。また、薬を使用している場合でも完全に症状が取りきれないことも多く、長期間の内服薬投与が体に及ぼす影響も気になるところです。
アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療
実はアレルギー性鼻炎に対するレーザー治療は、20年以上前より存在しているのです。しかし一般的に普及しませんでした。その理由の一つとしては、治療の目的が鼻粘膜の炭化、蒸散(つまり切除に相当する治療)にあったため、治療時間、治療後の経過、疼痛、副作用と得られる効果のバランスが著しく悪かったからではないかと思われます。
従来のレーザー治療
1980年代前半には、肥厚性鼻炎に対する鼻粘膜レーザー焼灼術の論文が現れてきます。 発想は物理的な閉塞をきたす肥厚した粘膜を、レーザーで焼いてなくすことで鼻づまりを取るという、極めて単純かつ合理的な発想です。それまでの切除手術と比べ短時間に出血量を抑え、外来ベースで治療を行えるという利点で注目を集めました。しかし問題は、この術式をそのままアレルギー性鼻炎(肥厚性鼻炎ではありません)に応用してしまったことです。

鼻粘膜がなければアレルギーが発症しないという発想です。この治療は片鼻15分以上で、なおかつ治療後の完全な鼻閉が1週間程度、術後救急外来受診が必要なほどの鼻出血が生じる可能性があること、治療後1ヵ月までは、鼻から黒いカサブタがポロポロ取れてくるなどの状況でした。問題はこの治療でも、有効率が60%程度であったことだと思います。治療後1ヵ月近くダウンタイムがあり約4割の人が効果に対して満足な結果が得られない状況で、2回目の治療を希望する方は少なく、また侵襲の高い治療を施した医師も治療に二の足を踏んだことでしょう。
日本橋Fレーザークリニックでのレーザー治療(下甲介粘膜レーザー焼灼術)
理想の治療としては短時間で済み、治療も痛みを伴わず、効果は100%の人に完璧に効く…でも残念ながらそのような治療は現在まだ存在しません。現在、日本橋Fレーザークリニックでは炭化、蒸散を目的とした治療ではなくむしろ蛋白凝固、変性を目的とした治療を行っています。レーザー照射の程度は“粘膜が無いからアレルギーが発症しない”ではなく、“鼻粘膜に花粉が付着してもアレルギーが生じないように粘膜の性質を変える”ことを目的として効果を上げています。

現在同じような治療を行っている施設は、日本では数多くありません。当院では 半導体ダイオードレーザー を使用し治療を行っております。この治療の利点は片鼻の治療が約50秒程度と短時間で終わり、治療後の疼痛、鼻出血は少なく、治療効果は約80%の方に治療してよかったと言ってもらえるほどの効果が上げられることです。
1回で治療効果が不充分と感じられた方々の約半数が、2回目で治療効果を実感することができます。

この差は季節性鼻炎の方のみならず、通年性鼻炎(通常複数回の治療が必要)ではより大きな差となることだと思います。
これは1回の治療効果が単純により優れていることだけではなく、治療後の経過が楽なため2回目の治療が気軽に受けられるからだと考えます。また季節性のアレルギー性鼻炎の場合発症前に治療することが理想ですが、発症してしまってからでも治療を行うことは可能です。ただ、それでも5,6人に1人はレーザーは無効との結果も出ていますので、そのような場合、内服治療と組み合わせて花粉症の時期をやり過ごすことが必要となります。

アレルギー性鼻炎に対するレーザー治療の実際

麻酔 

 

即効性があるスプレータイプの麻酔を鼻腔内に噴霧します。

 

麻酔の刺激で “ワサビが強く効いたような” 感覚を覚えます。
刺激に強い人は大した苦も無く行えますが、人によっては治療の不快感より

麻酔の噴霧時の方がつらいという方もいらっしゃいます。

 

即効性がある麻酔なので、のどにためておくとのどに麻酔がかかってしまい、

しばらく唾液が飲み込みにくい感覚になることもありますが、その感覚は5~10分で消失します。

 

また状況(例えばお子さんの治療など)にもよりますが、スプレータイプの麻酔ではなく

スプレータイプよりは濃度の低い麻酔を浸したガーゼを鼻に詰めて15分~20分ほどお待ちいただく場合もございます。

 

どちらも麻酔の効果は変わりません。

 

 

治療

 

治療は片側約50秒から1分ほどかかります。

麻酔をしていても無痛ではありません。
鼻中隔の湾曲した人、鼻炎が特に鼻閉が強い人、すでに花粉症などが発症している人、

炎症の強い人ほど治療時の痛みを感じる場合があります。

 

 

治療後

 

治療後は、鼻水が一時的に増えることがございます。

 

そのため、ティッシュ・マスクをご持参くださいますようお願いいたします。

 

人によってはちょっとだけ鼻水が増したという方もいれば、それこそ蛇口の栓が壊れたというぐらい出たという方もいます。ただ、これはあくまでも治療後の反応であり、鼻水が出たから治療が効いた、出ないから効果が無いといったような関連性はないと言われています。この鼻水の増加は3日から1週間ほど続きます。

 

治療効果は通常治療後1週間ほどで現れますが、時期が花粉飛散前であれば、その時期を待たないと効果を判定できません。もうすでに飛散している時期に治療を受けたならば、例年との比較で効果を判断します。

 

治療後の診察は、治療1ヶ月後にご来院いただきます。

 

時に鼻から白い粘膜様なもの(熱いものを食べてやけどをし、その後白い皮がむけたようなもの)が出ることがありますが、心配ありません。治療直後であれば、麻酔の影響で些細な刺激で鼻血が出ることもあります。

 

治療の効果はその年の花粉の飛散量によっても異なります。

 

一度治療が効いたと思われる方の約半数は、翌年も治療効果の持続を実感できます。

 

治療の最適時期は花粉症発症前であり、鼻がむずむずし今年も発症する予感がした時が治療の受け時でしょう。

 

発熱時、もしくは体調がすぐれない時は治療はできません。

また妊娠中の方のレーザー治療は当院では行っておりません。

 

治療後は、鼻水が一時的に増えることがございます。

そのため、ティッシュ・マスク をご持参くださいますようお願いいたします。

 

他院で鼻炎のレーザー治療を受けられた方は

最短3か月の間隔をあけていただております。

患部の状況によっては3か月以上あける必要がある場合もございます。

 

ご了承下さい。

治療回数 1回~
(2ヵ月あけて効果が不充分であれば、また通年性鼻炎の方は回数がかかります)
治療期間 -
治療間隔 2ヵ月
(1回目効果が不充分であれば)
治療費 保険適応( 現金のみ となります)
(3割負担で約10,000円:薬が必要な場合は別途)
使用レーザー

半導体ダイオードレーザー

可能性のあるリスク・副作用 鼻汁増加、鼻出血、耳閉感、咽頭痛、上顎・咽頭の違和感、頸部の腫れ、再発など

※当サイトに掲載する写真は、患者様のプライバシーを保護する為にイメージ写真となっております。