老人性血管腫 (赤いイボ?・赤いホクロ?)

 

老人性血管腫は、皮膚にできる鮮やかな赤色から暗赤色の小さな良性の血管性病変です。

 

大きさは1mmに満たない小さなものから数mm程度のものまであり、平らなものから少し盛り上がったものまで形もさまざまです。

 

見た目から「赤いイボ」「赤いほくろ」と思われることもあります。

 

≪ 老人性血管腫とは ≫

 

老人性血管腫は、皮膚の血管が増殖することによって生じます。

「老人性」という名前がついていますが、高齢者だけにできるものではなく、10代、20代など若い方にもみられることがあります。

胸やお腹、背中などの体幹をはじめ、体のさまざまな部位に現れ、年齢とともに数が増える傾向があります。

通常は痛みやかゆみなどの症状はありませんが、盛り上がったものでは衣類などでこすれたり、傷ついたりすることで出血することがあります。

 

≪ 赤いイボ・赤いホクロとの違い ≫

 

「赤いほくろができた」
「赤いイボが増えてきた」

 

とご相談を受けることがあります。

 

老人性血管腫はその見た目から、いぼやほくろと思われることがありますが、血管が関係する皮膚病変であり、一般的ないぼやほくろとは異なります。

 

また、赤く見える皮膚病変がすべて老人性血管腫とは限りません。

 

そのため当院では、まず診察で患部の状態を確認し、老人性血管腫であるか、またレーザー治療が適しているかを判断したうえで治療を行います。

 

 

当院の老人性血管腫のレーザー治療

 

当院では、老人性血管腫に対して、主に炭酸ガスレーザーと色素レーザーを組み合わせて治療しています。

 

まず、炭酸ガスレーザーで盛り上がった血管腫を真皮上層まで蒸散し、その後、残っている血管に対して色素レーザーを照射します。

 

老人性血管腫は、大きさや盛り上がり、血管の状態などが一つひとつ異なります。

 

そのため、患部の状態を確認しながら、使用するレーザーや照射方法を調整して治療を行います。

 

≪ なぜ2種類のレーザーを使用するのか ≫

 

老人性血管腫には、平らなものから盛り上がったものまでさまざまなタイプがあります。

 

当院では、盛り上がった部分に対して炭酸ガスレーザーを使用し、その後、血液中の赤い色(ヘモグロビン)に反応する色素レーザーを照射します。

形のある部分と血管の赤みに対して、それぞれ異なる特徴を持つレーザーを組み合わせることで治療を行っています。

 

 

≪ 治療時の痛みについて ≫

 

治療時には、熱い針で軽く刺されるような痛みを感じることがあります。

小さな老人性血管腫では麻酔を使用せず治療できる場合もありますが、痛みの感じ方には個人差があります。

老人性血管腫の大きさや治療する個数、部位などによって、また患者様のご希望に応じて、貼るタイプの局所麻酔薬(ペンレス)や塗るタイプの局所麻酔薬(エムラ)を使用することもできます。

痛みがご心配な方は、診察時にご相談ください。

 

 

≪ 治療後の経過について ≫

 

治療直後は、老人性血管腫の赤みや盛り上がりがなくなり、きれいに見えることがあります。


その後、レーザー照射の反応によって内出血が生じ、黒っぽく見えたり、かさぶたができたりする場合があります。


こうした治療直後の反応は、通常1週間程度で落ち着いてきます。


その後も、治療した部分にニキビ跡のような赤みや色素沈着がしばらく残ることがあります。
赤みや色素沈着が目立たなくなるまでの期間には個人差があり、治療した血管腫の大きさや部位、皮膚の状態などによっても異なります。


治療後は患部を強くこすったり刺激したりせず、紫外線にも注意してお過ごしください。

 

 

老人性血管腫の治療に対するFAQ

 

Q1: 老人性血管腫は1回で治療できますか?

 

A:老人性血管腫は、ほとんどの場合1回程度の治療で済みますが、大きさや盛り上がり、血管の状態などによっては追加の治療が必要になる場合があります。

 

 

Q2:老人性血管腫は放っておいても大丈夫ですか?


A:老人性血管腫は良性の皮膚病変ですので、老人性血管腫と診断され、特に症状がなければ必ず治療しなければならないものではありません。
見た目が気になる場合や、衣類などにこすれて出血する場合などには治療を検討します。

 

 

Q3:「老人性」とありますが、若くてもできますか?

 

A:はい。老人性血管腫は高齢者だけにできるものではありません。
10代、20代など若い方にもみられることがありますが、一般的には年齢とともに数が増える傾向があります。

 


Q4:赤いほくろはすべて老人性血管腫ですか?


A:いいえ。赤く見える皮膚病変には老人性血管腫以外のものもあります。
見た目だけでは判断が難しい場合もありますので、まず診察で確認することが大切です。

 


Q5:たくさんある場合でも治療できますか?

 

A:複数の老人性血管腫を治療することも可能です。
ただし、一度に治療する個数や範囲については、老人性血管腫の大きさや治療部位などを確認したうえで判断します。

 

 

<老人性血管腫に関するブログの一例 >

 赤いイボ?ホクロ?・・老人性血管腫

 

治療回数 1回~
(ほとんどの物は1回程度で済みます)
治療期間 1~3ヶ月
治療間隔 またできたら
治療費 2200円(税込)/1mm~
使用レーザー ウルトラ炭酸ガスパルスレーザー 炭酸ガスレーザー   色素レーザー
可能性のあるリスク・副作用 創感染、瘢痕化、再発、色素沈着、発赤など

 (再診料、写真代、薬剤費などが別途かかります。)

治療をされる方へ(治療前後にご準備いただくと便利なこと)

 1.患部を出しやすい服装でお越しください。

   

 2.治療後、部位や状況によっては

   ガーゼが当たる場合と当たらない場合がございます。

    

   お顔や首の治療の方は

   マスク、サングラス、スカーフ、

   つばの広い帽子などを

   ご準備していただくとよいかもしれません。

 

 3.治療の状況にもよりますが、

   1週間ほど患部はお化粧等ができない場合がございます。

 

   そのため治療を行う場合は、前後のご予定などもお考えの上

   ご予約をいただければと思います。

 

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