9月になりました。
先週末から急に肌寒く、また時折さす日差しも
秋を感じさせるものとなってまいりました。
この季節になると 「シミ・肝斑・くすみ」の
お問い合わせが増えてまいります。
今日はその中でも『シミ』の治療についてお話ししようと思います。
一言で『シミ』と言っても、いろんな種類があります。
今日はその中で代表的な『老人斑』についてお話します。
『老人斑』とは、境界が明瞭な茶色の色素斑で、
イメージとしては日焼けした皮がへばりついて
残っているかのようにも見えるものです。
それは、老化・ニキビ・湿疹、日焼けなど
皮膚のダメージによって生じた局所の新陳代謝の低下により、
角質内のメラニンが残った状態です。
『老人斑』と言うと名前のイメージから
「年配の方… 」と思うかもしれませんが、
10代の頃から出現することもあります。
ただ、生下時からあるものは扁平母斑(茶アザ)の場合もあります。
『老人斑』の場合、放置すると年々大きさを増し、
色も濃くなってきます。
一見取れにくそうにも見えますが、
実際『シミ』の中では比較的取れやすい部類に入ります。
老人斑は、Q-スイッチアレキサンドライトレーザーや
Q-スイッチルビーレーザー等で治療をすることができます。
当クリニックでは、Q-スイッチアレキサンドライトレーザーを
使用しております。
レーザーを照射すると、シミの部分が反応し、カサブタができます。
そのカサブタが、個人差はありますが、1週間前後で自然にはがれます。
そうすると、ピンク色の皮膚が出てきます。
ここで『シミが取れた 』と安心してしまうかもしれません。
たいていの方はそうだと思います。
しかし…
その後に再びシミが再発したかのように、
だんだん茶色い色素が浮かび上がり、
治療後一か月後が、一番濃い状態になります。
これは『二次性色素沈着』といい、たいていの方には起こることです。
シミが治るまでに通らなくてはいけない過程なのです。
その色素沈着の濃さによっては、
お薬や色素沈着に対するレーザーなどを使用して
色素沈着を改善させて行く場合もございます。
「以前、ほかのクリニックで治療したけれど
またすぐにシミが戻ってしまった・・」
と言ってご来院される方もいらっしゃいますが、
多くの方が、治療後の色素沈着の場合が多いです。
老人斑は、加齢や紫外線が原因となりますので、
治療してもまた新たにできてしまうことももちろんあります。
それを防ぐために、日焼け止めは夏冬関係なく、
常に使用することをお勧めします。
「シミ」でお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。
https://www.nihonbashi-f-laser.com/